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NEWS 2023年11月22日

アイパークインスティチュート 韓国「中小ベンチャー企業部」と先端バイオベンチャー・スタートアップ革新のための業務協約を締結

アイパークインスティチュート株式会社(本社:神奈川県藤沢市、代表取締役社長:藤本利夫、以下「アイパークインスティチュート」)は、11月9日、韓国の行政機関である中小ベンチャー企業部(本部:世宗特別自治市、長官:李永(イ・ヨン))と業務協約を締結しました。

業務協約では、日韓の先端バイオ分野の成長促進を目的として、アイパークインスティチュート、中小ベンチャー企業部(以下「両機関」)が①韓国先端バイオ分野スタートアップ支援 ②先端バイオ分野の共同研究開発 ③オープンイノベーションプログラムで協業することを掲げています。

アイパークインスティチュートは、「世界に開かれたライフサイエンスエコシステムの構築」というミッションのもと、国内外のサイエンスパークなどと提携の覚書等を結んでおり、本提携は7例目となります。

本協約で掲げている主な提携内容は、以下の通りです。

1.韓国先端バイオ分野(細胞治療剤、遺伝子治療剤、再生医療)スタートアップ支援
両機関が共同で選抜した韓国の先端バイオスタートアップが湘南アイパークに入居し、中小ベンチャー企業部は日本国内における事業化等の資金を、アイパークインスティチュートは湘南アイパークにおける研究室や機器の利用などを支援する。

2.先端バイオ分野の韓日共同研究開発
日本の大学・研究所・企業などの中から、画期的な技術を持つ機関をアイパークインスティチュートが発掘し、対して共同研究を希望する韓国バイオベンチャーを中小ベンチャー企業部が発掘する。中小ベンチャー企業部は選抜された韓国バイオベンチャーに対する研究開発資金支援も行う。

3.オープンイノベーションプログラム
AI、新薬開発領域において日本のバイオ企業が抱える課題に対して、韓国のICT、バイオベンチャーがソリューションを開発するプロジェクトを両機関が共同で運営する。具体的には、企業選抜や、資金の支援、協業機会の提供などを行う。

写真左から、韓国中小ベンチャー企業部 イム・ジョンウク氏、韓国中小ベンチャー企業部 長官 イ・ヨン氏、アイパークインスティチュート 代表取締役社長 藤本利夫

韓国 中小ベンチャー企業部について

中小ベンチャー企業部は、中小企業とベンチャー企業の競争力を強化し、革新を支援することを目指す韓国の中央政府機関です。中小企業政策の遂行のため、1996年に中小企業庁として発足し、2017年に中小ベンチャー企業部に昇格しました。

中小ベンチャー企業部は、スタートアップ育成政策、企業成長のための政策、小企業の競争力強化のための政策を重点的に推進しています。
詳細な説明はこちら 여기에서( https://mss.go.kr/site/eng/main.do )をご覧ください。

アイパークインスティチュート株式会社について

アイパークインスティチュート株式会社は、産業ファンド投資法人、武田薬品工業株式会社、三菱商事株式会社を主要株主として、2023年4月に事業を開始しました。2018年より武田薬品が担っていた湘南ヘルスイノベーションパーク(神奈川県藤沢市、略称:湘南アイパーク)の運営事業を2023年に承継し、施設の運営・管理のほか、イノベーション創出促進、技術交流・研究連携促進など、ライフサイエンスエコシステムの構築・活性化のための事業を行っています。当社に関する詳しい説明はこちら( https://www.shonan-ipark.com/company/ )をご覧ください。

湘南ヘルスイノベーションパーク(湘南アイパーク)について

湘南アイパークは、2018年4月に武田薬品工業株式会社が自社研究所を外部に開放して誕生した、日本初の製薬企業発サイエンスパークです。現在は武田薬品工業株式会社から独立したアイパークインスティチュート株式会社が運営を行っており、幅広い業種や規模の産官学が結集してヘルスイノベーションを加速する場となることを目指しています。現在、製薬企業のみならず、次世代医療、細胞農業、AI、行政などの企業・団体が集積し、約170社、2000人以上(2023年11月現在)のエコシステムを形成しています。

公式HP: https://www.shonan-ipark.com/